「療法士のできること」
みなさんこんにちは。訪問看護所属、作業療法士の中田です。
7月に入り気温がぐんぐん上がり熱中症を心配する季節がきましたね。小さいお子さんがおられるところでも対策が必要と思います。
自身が子供だった頃はそれほど熱中症を心配することはなかったなーと時々思います。それだけ涼しかったんですかね。
さて話は変わりますが、先日7月1日に「NPO法人 全国在宅リハビリテーションを考える会」の定例会(シンポジウム)に参加させていただきました。
コロナ感染症が5類に変更されたこともあり、久しぶりの出張でした。
もう1人のスーパーバイザーの福田さんとも一緒に行きました!
♪(´ε` )
シンポジウムのテーマは「我が国が目指す地域包括ケアの方向性とは」でした。
地域で活躍されている医師や作業療法士、理学療法士が講師となり、今後の社会の変化においてリハビリテーションを社会でどの様に活用できるようにするかという講義内容でした。
現在日本は超高齢化社会となっており、一人一人が元気で長生きできること、人生最期の時までその人らしく暮らせる支援が必要とされています。また、医療費や介護保険料などの社会保障費をどのように賄うかも大きな課題となっています。
講義の中で、リハビリを効果的に地域に根付かせることや、体を良くするだけでなく、その人の得意なことを評価して「働く」といった方向に支援する話に感銘を受けました。
作業療法は対象となる方の身体面はもちろんのこと、得意なこと、したいことなどを評価でき、その人の能力を活かせる支援ができる職業と考えています。その結果介護を受けないで長生きできることや役割を発揮して働けることにつながります。
また、高齢者はもちろん発達の課題がある子どもさんや精神疾患をお持ちの方に対して、いろいろな選択肢を提示できるのではと感じました。
次に、日本各地で起業されている療法士の実際の支援では、いろいろな制度の困難さはあるものの、人が社会で活躍できるような場を提案することや調整することなどを会社で行っているとのことでした。
私は訪問看護の療法士として子どもさんから高齢者の方、精神疾患をお持ちの方などの訪問支援を行っています。その中で感じていることは、どの人も活躍できる場を提供できればもっとイキイキと生活ができるだろうなということです。
そのためには、障がいや特性を評価するだけでなく、できること、できるようになりそうなことなどを把握して、環境を調整する必要があると感じました。
利用者様に対してしっかりと話し合いながら、「したいことやできるようになりたいこと」を実現できるように支援できればと強く思いました。
まだまだできていないことや足りないことが多いですが、少しずつでも勉強や経験をしながら進んでいければと思います。
ユーティー訪問看護として日々様々な利用者様の支援に関わっていますが、現状の機能として高齢者の方の看取りや重度心身障がい児の方への支援がまだまで行き届いていないと日々感じています。
今後の課題として日々研修や経験を積んでいければと、訪問看護全体のプログラムを組んで取り組んでいます。今後の訪問看護に期待してもらえるように頑張っていければと考えています。
今後とも訪問看護を進歩させられるように努力したいと思います。
よろしくお願いいたします。