UTをもっと知る

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2023.11.01

エスペラント

エスペラントという言語をご存じでしょうか。

いわゆる世界共通語のようなものを目指して〇〇年に考案された“人為的な”言語です。

このエスペラントという言語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語 etc…のように特定の国で母語(第一言語)として話されている言語ではありません。

なので日常生活で役立つことはほぼありません。

学び始めた理由はいくつかありますが集約すると ①手軽にできそうだった ②ことばを習得する過程をもう一度味わいたかった の二点になります。

 

①については無料のアプリなどで簡単に始められた事、共通語を目指していただけあって覚えやすい工夫がされている事があり手軽そうだったことが理由です。手軽にできると隙間時間にちょっと勉強する事ができてはかどっています。

②は最近しゃべり始めた娘が次々とことばを習得していくのを見てうらやましくなりまして。ことばに限った話では無いですが新しい事を身に付けるのって楽しそうだな、と思った事と同じようにことばを身に付ける過程を体験することで娘に対する理解が深まったらいいな、というふわっとした動機です。

 

9月下旬から始めてもうすぐ1か月になります。片手間でやっているのでまだ日常会話もおぼつかないですが現時点での気付きは以下の二点です。

 

〇繰り返さないとすぐ忘れる

⇒1日空くだけで驚くほど忘れます。継続は力なり、ということばの意味を痛感します。よく出てくる単語は覚えやすいですが馴染みのないことばは中々覚えられません。

 

〇楽しい

⇒新しい単語を覚えるたびに秘密の暗号を教わったような喜びがあります。まあ身の回りの人には通じないのですが。通じないのに家族にどや顔で話して煙たがられています。

 

大人の場合はことばにくっつく概念が既に形成されているためこどもの場合と習得経緯が異なりますが、覚える楽しさ、伝える楽しさは共通していると思います。また、繰り返す事が定着につながる点も同様です。

 

こどもの言語習得を促したい方、まずは楽しくしゃべる機会を増やすことから始めてみてはいかがでしょうか。また、言語習得を追体験したい方、エスペラントを学んでみてはいかがでしょうか。

 

リハビリ発達支援ルームUTキッズ奈良 言語聴覚士 深澤