こんな時だからこそ今できることを!
皆さん、こんにちは。看護師の齋藤です。
新型コロナウィルスが報道され始めてから約5ヵ月。毎日のようにニュースになっていますね。去年の年末から今年初めにかけて中国で流行し出した当初は、正直他人事のようにニュースを見た記憶があります。恐らく、誰もがこんな世の中になるとは想像もしていなかったでしょう。
私が小さな不安を抱き始めたのは、観光者の入国制限を連休明けにすると報道があったときでした。あんなにも中国で感染者が増加して、すでに医療崩壊を始めているような状況で、観光者の入国をストップしないなんて大丈夫なのだろうか・・・医療従事者のほとんどがそう感じたのではないでしょうか。
そして、今感じている不安と恐怖を抱いていることは自分が媒介者になってしまうことです。通常のインフルエンザなどのウィルスでは感染すると、高熱などが続く症状により感染を自覚しやすいですが、新型コロナウィルス感染症の一部報道では、一過性の発熱や軽い倦怠感など軽症で経過、特に若い世代は症状が気づきにくいことも指摘されております。何よりも、自分自身への感染を予防すること、他の人へ感染させないことが大事です。
具体的には、第一に不要不急の外出を避けること。
「外出しなくてもできることは家で済ませる」
「職場に行かずにできることはテレワークで済ませる」
「今すぐしなくてもいいことは、先に延ばす」
「密閉空間」「密集場所」「密接場面」 この3つをぜひ避けて行動することが厚生労働省からも推奨されております。
私は、新型コロナウィルスもう一つの怖さを感じています。それは人と人を引き離してしまう環境を作り出していることです。感染予防のために人と身近に接することもできなくなっているし、自粛に伴い人間関係が希薄になると孤独感や恐怖、虚無感を抱いてしまうこともあるでしょう。きっと主婦や子育て、大病を経験された方など同じような経験をされているかもしれません。しかし、そんな時こそ自分の存在意義のモチベーションや自己価値を見つめ直す良い機会かもしれません。
何事も「明けない夜はない」。いつの日か新型コロナウィルスの脅威に打ち勝って元の生活が戻ってくるでしょう。ただ、その時に、仕事・働き方・生き方・人との関係性・お金の価値を見つめ直すことで、「コロナ騒動があったから自分はまたひとつ大きく飛躍することができた」と世界中の人々と共に現状の試練を乗り越えたいなと思っています。
ユーティー訪問看護ステーション 看護師 齋藤