脳をトレーニングしよう! ~ペアトレを活かして~ 第5回 未熟な脳のエリアを知ろう‼
こんにちは。
今回から ペアトレで大事な
『声のかけ方』 『関わり方』 について
未熟な脳のエリアが引き起こす発達障害と一緒に考えていきます。
発達がゆっくり = 脳のエリアが未熟 ⇒ 苦手なこと
先ずはこのつながりを覚えましょう!
苦手なことはすぐ目に付き
ついつい声を必要以上にかけてしまうのではないでしょうか?
未熟な脳のエリアを使おうとすると、
上手く認知できなかったり、
上手く行動することが難しくなります。
そのような脳と動作が混乱している状況で
声を掛けてしまうと
さらに混乱を増やしてしまいます。
また、過敏さや無関心さも
未熟な脳のエリアの発達段階にあることの現れです。
たとえば・・・
聴覚系が未熟な場合、
“人の話聞くのが苦手”
“音楽を好まない” などが見られます。
さらに
車の音などに気づきにくく危険な場面に遭遇したりする
“不注意”
を引き起こすこともあります。
未熟性が極端 = 聴覚過敏
⇕
極端に鈍感
★まだ読み書きができる段階にない幼児期の言葉の発達は
聴覚系の脳のエリアを通じて進むので
言語発達が弱くなります。
★聴覚のフィードバックが弱い
⇓
・自分の声の大きさの調節が苦手
・声が小さすぎたり大きすぎたり
こういった場合
声を掛ける側の 声の大きさであったり
話すスピードであったり
分かりやすく伝える工夫
が大切です。
ペアトレの中で
場面や内容を理解させ、伝えたいことが伝わる言い方
『協力を引き出す方法』
も一手段になります。
親が子どもに声を掛けるのは
その子の能力をうまく引き出すため
そのため その子の 未熟な脳のエリアを理解し、
1つとは限らない脳のエリアの組み合わせ、
未熟さの程度も認めていくことで
その子のスピードに合わせた関わりが出来ます。
一人ひとり個性があるように
8つある脳のエリアの未熟さを見つけると同時に
よく育っている、得意な能力を作っている
脳のエリアも見つけていきましょう。
見つける方法は
ペアトレのはじめで学ぶ
『子どもの行動に注目してみよう』
を用いてください。
次回からは8つの脳のエリア1つ1つについて考えていきます。
参考・引用文献:発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング
加藤俊徳著
リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合
酒井 留美
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