2020.03.25
「故郷」
こんにちは。訪問看護ステーションの言語聴覚士、吉田宏樹です。
突然ですが、童謡の『故郷』は、誰でも一度は歌われたことがあるのではないでしょうか?とても良い歌ですね。歌うと、なぜか涙があふれてくるという方もおられるそうです。特に今が辛い状況であるなら、心安らいでいたあの頃、あの時を思い出しながら、歌いたくなる歌詞です。
故郷を歌うと、心が少しでも故郷に帰り安らぐことができるのではないでしょうか?
先日、ご利用者さんと一緒に、この『故郷』を歌唱した後に、『故郷はどこですか?』とお聞きすると、『故郷は愛知県だけれども愛知県が20年、今の場所は40年以上。だから新しい故郷はここよ』と言われました。
『故郷』の意味を調べると『なじんでいる場所』や『心がいつも落ち着く居場所』という意味も含んでいるそうです。長年、幸せに暮らしたその場所こそが、まさしく『故郷』になるということなのですね。
ご利用者さんの故郷に対する思いをお聞きして、「より生活しやすくなった、心地よくなった」と感じて頂ける支援(リハビリ)をしたいと強く感じました。
下の写真は、なじみ深い私の故郷の風景です。
日頃から歌唱をする事で、咳の力が強くなり、痰が出やすくなりご飯もスムーズに食べることができるようになったという方がたくさんおられます。『故郷』を唄うことによって、心も身体も健康になってほしいと願います。
言語聴覚士 吉田宏樹