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2019.12.14

リハビリ発達支援ルームUTキッズ田原本 子どもといっしょに料理をしよう

もう今年もあと1か月を切りましたね。早いものですね。クリスマスのイルミネーションやら夜の街がとてもきれいに輝く時期になりました。お父さん、お母さんはいつも忙しいけど、子どもたちの冬休み、もし時間が取れるならいっしょにお料理をしてみてはいかがでしょうか。
料理は手順が進むにつれて材料の状態が変化することに好奇心をかきたてます。また、最後に自分で作ったものを食べることがなによりのごほうびとなります。
子どもが料理に取り組むメリットとして以下のものが挙げられます
・社会性を高める・・・親と一緒に取り組むことで物を見る力、模倣する力、感覚を共有する体験により社会性が高められる
・模倣力・段取り力を養う・・・料理の工程で次は?それから?など子どもに段取りを考えさせる言葉かけをする
・あいまいな概念の理解・・・味見のときにあと砂糖をもうちょっとなど、自分の味覚を通してあいまいな概念を実感する
・感覚的な言葉の獲得・・・材料のやわらかい、ぬるぬる、いい匂いなどの感覚的な言葉の獲得につながる
つい親の立場からしてみたら、「火や刃物を使うから危ない」「自分でやった方が速いから」と思ってしまいますが、挑戦しないのはもったいないことです。安全面の配慮はもちろん必要ですが、それ以上に得られるものは多いと思います。卵焼きなど簡単な料理で十分だと思います。言葉がまだ出ていない子に対しては、「卵を割るよ」と言って実際に目の前で割る。言葉と行為のセットを学んでいけます。小学生くらいの計算を学習している子であれば、「12本のウインナーを4人で分けるとすると一人何本?」といった計算、「cc」や「ml」の単位の学習もできます。
毎日食事を作ってくれる人への感謝、食材への感謝の気持ちををみんなで囲む食卓で学んでいけたらいいですね。
参考文献:「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ」shizu著 講談社
 

 
リハビリ発達支援ルームUTキッズ田原本 石川