夫と歩んできた道
こんにちは訪問看護師の辰己ふみ子です。
私の夫は奈良県の山村地域で生まれ育ちました。小さい頃は自宅近くには川があり夏が来れば清流豊かな地で川遊びをしたり鮎釣りをしてよく楽しんでいたと聞いております。
小、中学校では人数は少なかったようですが近所の子供たちとは楽しい学校生活で有意義に過ごされたようです。
私と夫とは何かの縁で知り合い親しくなり、そして結婚し、やがて二人の子供にも恵まれました。結婚当初にはお互いに仕事を持ち、殆どがすれ違いの夫婦であったと思います。
夫は特に勤務は不規則であり残業や夜勤が多く、子供たちの面倒は主に私の役割であったと思います。私たちは子供の成長を生きがいとして日々、歩んできました。
若い頃は、地方への転勤もありその地で住民とも関わりイベントや話をすることで親しみを感じ地域に馴染んできました。又、不在時は私が電話対応を行ったりしながら更に地域に密着してきました。わずか3年程でしたが子供たちも親切にして頂き、今なお、あの頃のことが脳裏に浮かび、とても懐かしく感じております。
毎日が忙しく仕事一途な所がありやっと定年をを迎え、これから「私たちの人生をゆっくりと歩もう」と思った矢先に60歳代で脳梗塞を併発し幸い短期間の入院で済みましたが
今後、再梗塞の可能性も考えられます。私たちはお互いに体を大切にして日々、精進していきたいと思います。
時々、たわいのない話をしたり、意見が合わないこともあり言いたいことを言ったりして楽しんでいるように思います。休日には自宅の裏庭に出て草花や木々を眺めたり鳥のさえずりや虫の声に耳を傾け、そんなめりはりのある生活を二人で気に入っております。
今後は、自宅での過ごす時間を大切にして秋の夜長を有意義に読書にも眼を向け、好きな野球にも鑑賞して楽しみ残り少ない人生を二人で大切に歩んでいきたいと思っております。
ユーティー訪問看護ステーション
看護師 辰巳ふみ子