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2022.02.01

リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合  もうすぐ立春🌸

もうすぐ立春。暦の上では、春のはじまり。

みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。

 

春立つ日に詠める

袖ひちて むすびし水のこほれるを

春立つけふの 風や とくらむ  (紀貫之)

 

<袖を水に浸して 両手ですくった水が 冬になって凍ったのを 立春の 今日の風が とかしてくれているでしょうか・・・>

 

目の前にはまだ春は来ていません。でも、貫之は、確かな春の訪れを感じています。

温かかったころに袖が濡れるのも気にせずに小川のせせらぎで咽喉を潤したこと。

それが、風に誘われるように思い出されて、

辛かった冬がもう終わるという感触と相まって、心までもが解き放たれてゆく。

 

春を待つ人の多くが感じる心の動きを、季節の流れに乗せて詠んでくれています。

今年は、特に、春が待ち遠しく思えます。

 

それは、歌に詠まれた時間の長さとは少し異なりますが、コロナ禍のこの月日が、ただじっと耐えることを強いられた長い冬のように思えるからです。

 

この春、リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合では子どもたちとの山登りを予定しています。

王寺町の明神山。これまでも、何回も登ってきた山です。

 

頂上で、みんなで、<自分の夢>を叫んでもらう予定をしています。

 

 

山登りは、頂上に着くことで、ひとつの目的を遂げます。

でも、そこから見晴るかす景色は、新たな始まり。

眼の前に広がる・・・ひらかれる 未来。

 

この春、みんなで山登りができるでしょうか。

子どもたちの夢を聞くことはできるでしょうか。

 

<春立つけふの 風や とくらむ>

長い冬の終わりと 穏やかな春の訪れを 願わずにはおれません。

 

リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合  山之内