Steps to
    tomorrow

5領域を踏まえた支援について

理念

子どもが充実した毎日を過ごし、健やかに成長できる未来を創り出す力の基礎を養うために、個々の特性や発達の過程、環境に応じた質の高い発達支援を提供し、子どもたちが自分らしく活き活きと輝ける明日への一歩をサポートします。

支援方針

事業所は、5領域（※）をすべて含めた総合的かつ専門的な支援を行うため、適切なアセスメントを基に提供し日常生活において必要な知識や技能の獲得を目指します。また、保護者や関係機関に寄り添い連携し時には後方支援を行い、今いる環境の中での育ちを支援します。
（※）「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」

支援内容

健康・生活

子どもたちが来所した際に、定期的な心身の把握(毎回体温測定・情緒面の把握)を行い、健康状態を維持・改善します。
子どもたちの発達段階に合わせて、構造化を意識した部屋のレイアウト・掲示・支援を取り入れます。
発達段階に応じた運動遊びを通して、生活スキルの獲得や生活リズム・生活習慣の形成を図り健康的な生活を送ることができるように支援します。

運動・感覚

JSI-Rによる感覚特性の評価を行い、感覚統合理論を基礎に姿勢と運動・動作、体の協調性などを発達させる活動を子どもたちの発達段階に応じて行います。
スイングやトランポリン等の感覚遊具を用いたり、自然体験等の経験を通して、感覚の受け取り方の調整を促します。
姿勢保持や上肢・下肢の運動・動作の改善、つかむ・支える・滑るなどの要素を取り入れた遊具遊びを行います。

認知・行動

感覚情報の適切な処理・注意力・記憶力・理解力・ストレス耐性・抑制力・問題解決能力など、認知的及び行動的なスキルの発達を目指します。
個々の感覚の受け取り方や認知の特性に合わせた生活上の工夫点をご提案します。

言語・コミュニケーション

子どもたちが興味のある遊びを通して、言語や非言語(共同注視・指差し・表情・ジェスチャーなど)の要求を引き出します。
遊びを通して指導員とやり取りする中で、語彙力や文章の組み立て等の力を育みます。

人間関係・社会性

センソリーコミュニケーションを通じた、アタッチメント（愛着行動）の形成を図ります。
遊びを通じて他者との関わりを楽しみ、自己理解と行動の調整を得て集団の中で活き活きと自分らしく過ごせることを目指します。
見立て遊び・つもり遊び・ごっこ遊びの組み合わせや一人遊び・並行遊び・連合的な遊びの組み合わせ、協働遊びやルールの理解が必要な遊びなどを行います。

家族支援

子育てに関する困りごとに対し、相談援助や子どもの発達状況・特性の理解に向けた取り組みを行い、家庭と現在の進捗状況を確認しながら保護者もサポートします。

移行支援

必要に応じて園や他の事業所と連携し、情報共有を行いながら、生活や支援の充実を目指します。また、地域で暮らす子どもとも関わりながら日常生活を送り、地域社会への参加を促進します。

地域支援・地域連携

子どもと家族を中心に、包括的な支援を行えるよう、生活や育ちの支援に関わる関係機関との連携を図っています。

職員の質の向上

子どもの発達状況や特性の理解を深めるための話し合いの場（療育検討会議）や、外部・内部研修を通じて、知識と技術の向上を図ります。